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2007年4月10日 (火)

全校集会にて

離任式・対面式の後の全校オリエンテーションにて

生徒部の15分の中に、2分ほどだがセキュリティの話をした。
昨日18時頃、県の教育委員会ネットワークを管理している部署の方より電話を受けたことから、急遽時間をいただいた。

電話の内容は、

現在清陵の生徒用PCからウィルスをダウンロードしようとしている気配がある、県のファイアーウォールでブロックできているがどのように使用しているのか
というもの。早速該当アドレスのPCに向かうとある生徒がダウンロードしたゲームで遊んでいた。どうやら、悪意を持って仕組まれたプログラムが影響しているようだ。生徒には、ウィルスがネットワークに広がる可能性があることを話したところ、神妙に話を聞き、反省しきりであった。
その後、県の担当者からログが送られてきた。確かに怪しげなアクセスが頻繁に記録されている。会議続きでPC教室に目がとどかなかったこともあるが、常日頃PC教室の使い方には注意を促しているだけに残念だった。

全校オリエンテーションでは、この件が発覚したいきさつ(県のファイアーウォールのログ)を説明した。ネットワークに入ることはその操作が全て監視されていること、それはセキュリティ対策として当然のことであることを伝えた。もちろん、安心してPCを使える環境をみんなで守ろうという表現である。

心当たりのある使い方をしている生徒は、話をよく聞いていた。

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コメント

いつも拝見しています。実話は参考になります。思うのですが、何事もないよりもこういう事が体験としてある方が生徒さんの身にはつきそうですね。実際に感染してしまったらそんな気楽な事は言えないでしょうけれど…

投稿: 久野 | 2007年4月11日 (水) 08時45分

今回の事例は職員にも当てはまる教訓でした。
生徒の教育用ネットワークと職員の公務ネットワークは、VLANで切り分けられていますが同じ教育委員会ネットワークを通してインターネットに接続しています。つまり、同様の管理を受けている訳です。
職員の「事故防止連絡会議」というものが年に数回実施されますが、今回のログや校内のプロキシのログを資料として示せるかと考えています。
神奈川の県立高校は全て同様の環境なので、このような事例を共有できればよいかと思い、ブログにアップしました。

投稿: VX | 2007年4月12日 (木) 23時54分

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