卒業式
横浜清陵総合高校 第3回卒業式
創立3年目で、総合学科第1期生を送りだした。
陽気に恵まれた上に大型ヒーター4台で体育館は暖かかった。私は3年連続で放送室でBGMの切り替えとマイクの音量調整。この放送室は舞台の袖上方にあり、会場も舞台も見渡すことができる。呼名の際の生徒の顔つきからは、総合学科で鍛えられた充実感のようなものを感じられた。
式の終了後、卒業生の会。卒業式実行委員会の生徒が司会で、合唱や思い出のスライド上映で盛り上がる。最後の集団活動となるが、機器の扱いや司会進行など、そつなくこなしていく。この行動力と協調性は、日常的に行われる発表活動によって培われたものであることは間違いない。
夜は卒業年次団の慰労会。
各担任・副担任からの一言も、初めての総合学科生を育て上げた思いがこもって、とても重みがあった。達成感をひしひしと感じた。振り返ると、この3年間、担任6名はそれぞれ機関車のようなパワーを発揮していた。連結した6重連ではなく、様々な方向を向いていたものの、結果として生徒をたくましく育て上げてきた。年次団の皆様、本当にご苦労さまでした。
「総合学科」を作ることで、教員も実行力/問題解決力がついてくると考えているが、あらためてそれを実感した会であった。
この年次団で総合学科を推進する中心であった小島淳子先生は、2年次の担任を終えたところで行政へ異動されてしまった。現在は議会対策で多忙な中であるが、有給休暇をとって午前中の卒業式に参加、さらに残業後20時過ぎに慰労会に参加。小島先生の思いの強さに感服する。神奈川の前情報部会長であり、全国的に情報教育の実践を発信している方でもある。
最後になったが、この場を借りて・・・
1期生の皆さん、卒業おめでとう。本校のモットー「夢チャレ」を忘れずに。
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コメント
卒業式関係も恙なく終わったようで、
VXさまもお疲れ様でした。
記事を読み、さまざまな「思い」と「願い」
を感じることができました。
どうぞこれからも関係する先生や生徒さんの
「思い」と「願い」がより良い総合学科を
創る原動力になることをお祈りしています。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
投稿: HIRON | 2007年3月 3日 (土) 21時05分
HIRONさまも総合学科に勤務、あるいは勤務経験があると察します。生徒は普通科よりも苦労した分、良い体験をするはずです。卒業時にこれに気が付いている生徒がほとんどだったと感じました。
これは総合学科の教員も同じことですね。心の中では引いている教員もいるかも知れませんが、力量がアップしていることは確かでしょう。
投稿: VX | 2007年3月 3日 (土) 22時28分
祝・第一期生卒業式!
頼もしい人材を、大学や専門学校または社会に送り出したことだと思います。
さて、JK先生が最終年度を残して行政に出られてしまったとのこと。事情をまったく知らない私としては、「JK先生が最終年度も在職されていたら、もっともっとすごいこと(もちろん良い意味で)になっていただろうなぁ」と思うとともに、いなくなっても十二分にやっていける横浜清陵総合高校職員の層の厚さを感じました。今後とも、期待される学校として、努力ください。
投稿: 田中 洋 | 2007年3月 4日 (日) 10時06分
田中先生、エールをありがとうございます。
別件ですが、先生のブログで紹介していただいた「3分間スケッチ」を楽しく読ませていただきました。実践はまだ基本練習の部分ですが、少し物の見方が変わってきたようです。
投稿: VX | 2007年3月 4日 (日) 13時07分