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2007年2月26日 (月)

横浜国立大学の学生が授業見学

額田順二教授の引率で、教育人間科学部 マルチメディア文化課程の学生が、情報の授業を見学に訪れた。2月15日の関東学院大学の学生の見学に引き続き、情報の教員志望の学生が、視野を広めて、意欲と資質を高めるための機会となることを願って企画している。

横浜国大の額田先生は、本校の学校評議員を務めていただいており、この見学の引率も3年目になる。今回は2年次と3年次の合計13名の学生が来校した。昨年の9名より増えているが、重複して参加した生徒はいない。ちなみに、神奈川出身の学生は2名。高校時代に情報の授業を受けていた学生は0だった。

■見学の時程・科目は以下の通り
1校時:図形と画像の処理/Webプログラミング
2校時:アルゴリズム
3校時:情報A
4校時:ラウンジで昼食
昼休み~:画像処理とベクトル描画の実習/懇親会

学生は3科目を見学した。休み時間や合間には「映像メディア表現」の田中先生から作品の紹介を受けたり、生徒ネットワークのコンテンツを見て情報Aの見学の予習をした。午後には情報の授業がなかったので、その代わりに、Photoshopを使った画像処理と画像形式の実習、WordとPowerpointでのベクトル描画とベクトル画像の実習を行った。見る物全てが初めてという感じだったが、メモを取りながらよく聞いていた。写真は、左から

  1. 新採用2年目の教員の「アルゴリズム」の授業進行を間近で見学
  2. 美術非常勤の田中先生からPhotoshop+ImageReadyによるアニメ制作の説明を受ける
  3. 1年次生の情報Aの授業で生徒がタグを打つ様子を見学
  4. ベクトル描画とベクトル画像の実習を終えてメモをとる様子
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■見学時の授業内容/実習/懇親会の概略は

図形と画像の処理
メタセコイアでモデリングしたぬいぐるみや静物の物体をPOV-Rayに配置し、拡大/回転/移動によりレイアウトする作業。余裕があればPOV-Rayの機能でプリミティブを配置して金属などの質感を与えたりする。
Webプログラミング
Javascriptでイベントリスナーを学び、電卓を作る。
アルゴリズム
VisualBasicで、1から9までの数字を当てるゲームを作る。
情報A
一年間を振り返ってのWebページを、エディタでタグを打って作成している。似顔絵のGIF画像を使って最後の自己紹介のページを作成していた。
ビットマップ画像の実習
Photoshopで写真のトリミングと色調補正。その後、JPEG形式で保存する際の圧縮率/GIF形式で保存する際の色数。それぞれの変化に対する、ファイル容量と画質の劣化のトレードオフを実験して理解する。
ベクトル描画とベクトル画像の実習
Wordでハートのベクトル描画を行い、Powerpointにコピー。図として、GIF/JPEG/EMF形式で保存し、それぞれを背景色を配置したPowerpoint上に配置して画像の特徴を調べる。EMFとは拡張Windowsメタファイルというベクトル画像の形式。
懇親会
実教出版のじっきょう資料(コンテンツは現在準備中)の13号/17号に掲載された記事をもとに、本校の科目配置と教育方針および教職課程の学生への支援を解説。また、授業においてどのような工夫をしているかなどの質問に応えた。
必須の課題として本日の見学の感想や抱負などを私と額田先生あてに同報メールで報告することを伝えて終了した。額田先生からは、1週間後の3月5日の23時59分までとの確認があった。

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