横浜国立大学の学生が授業見学
額田順二教授の引率で、教育人間科学部 マルチメディア文化課程の学生が、情報の授業を見学に訪れた。2月15日の関東学院大学の学生の見学に引き続き、情報の教員志望の学生が、視野を広めて、意欲と資質を高めるための機会となることを願って企画している。
横浜国大の額田先生は、本校の学校評議員を務めていただいており、この見学の引率も3年目になる。今回は2年次と3年次の合計13名の学生が来校した。昨年の9名より増えているが、重複して参加した生徒はいない。ちなみに、神奈川出身の学生は2名。高校時代に情報の授業を受けていた学生は0だった。
■見学の時程・科目は以下の通り
1校時:図形と画像の処理/Webプログラミング
2校時:アルゴリズム
3校時:情報A
4校時:ラウンジで昼食
昼休み~:画像処理とベクトル描画の実習/懇親会
学生は3科目を見学した。休み時間や合間には「映像メディア表現」の田中先生から作品の紹介を受けたり、生徒ネットワークのコンテンツを見て情報Aの見学の予習をした。午後には情報の授業がなかったので、その代わりに、Photoshopを使った画像処理と画像形式の実習、WordとPowerpointでのベクトル描画とベクトル画像の実習を行った。見る物全てが初めてという感じだったが、メモを取りながらよく聞いていた。写真は、左から
- 新採用2年目の教員の「アルゴリズム」の授業進行を間近で見学
- 美術非常勤の田中先生からPhotoshop+ImageReadyによるアニメ制作の説明を受ける
- 1年次生の情報Aの授業で生徒がタグを打つ様子を見学
- ベクトル描画とベクトル画像の実習を終えてメモをとる様子




■見学時の授業内容/実習/懇親会の概略は
- 図形と画像の処理
- メタセコイアでモデリングしたぬいぐるみや静物の物体をPOV-Rayに配置し、拡大/回転/移動によりレイアウトする作業。余裕があればPOV-Rayの機能でプリミティブを配置して金属などの質感を与えたりする。
- Webプログラミング
- Javascriptでイベントリスナーを学び、電卓を作る。
- アルゴリズム
- VisualBasicで、1から9までの数字を当てるゲームを作る。
- 情報A
- 一年間を振り返ってのWebページを、エディタでタグを打って作成している。似顔絵のGIF画像を使って最後の自己紹介のページを作成していた。
- ビットマップ画像の実習
- Photoshopで写真のトリミングと色調補正。その後、JPEG形式で保存する際の圧縮率/GIF形式で保存する際の色数。それぞれの変化に対する、ファイル容量と画質の劣化のトレードオフを実験して理解する。
- ベクトル描画とベクトル画像の実習
- Wordでハートのベクトル描画を行い、Powerpointにコピー。図として、GIF/JPEG/EMF形式で保存し、それぞれを背景色を配置したPowerpoint上に配置して画像の特徴を調べる。EMFとは拡張Windowsメタファイルというベクトル画像の形式。
- 懇親会
- 実教出版のじっきょう資料(コンテンツは現在準備中)の13号/17号に掲載された記事をもとに、本校の科目配置と教育方針および教職課程の学生への支援を解説。また、授業においてどのような工夫をしているかなどの質問に応えた。
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