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2007年2月17日 (土)

「情報セキュリティの日」記念イベント

2月2日の「情報セキュリティの日」を記念して、情報セキュリティ大学院大学を併設する岩崎学園が主催する標記のイベントに参加。会場は情報科学専門学校。

■講演「情報セキュリティを学ぶ意義について」
Security_hayashi01_2NTTアメリカの社長、慶応大学メディア・コミュニケーション研究所教授を経て、現在「情報セキュリティ大学院大学」副学長の林紘一郎先生が、個人情報やプライバシーに関する様々な事例を紹介しながら、「情報セキュリティを学ぶとどのような仕事につけるのか、また企業は情報セキュリティを学んだ若者に何を期待しているのか」具体的に分かりやすく説明してくださった。参加者は50名程だが、高校生や専門学校生が大半を占めていることもあり、実に分かりやすく親しみのある講演であった。

林教授は、東大法学部を卒業して電信電話公社(NTT)に入社後、初代パケット通信部長として理系分野でも活躍され、経済学博士、法学博士も取得して文系分野でも活躍されている。この経歴から情報セキュリティについては日本の第一人者である。現在は、「セキュリティ法」「情報セキュリティ法」などの素案を練っているという。ただし「情報の窃盗」が法律の文面になるにはまだ時間がかかるそうだ。

Security_hayashi02

雰囲気を伝えるため、講演の話題のひとつを紹介させていただく。

「人の物を盗んではいけない」という命題は、倫理的にも法律的にも正しい。では、「他人の情報を盗んではいけない」という命題は倫理的にも法律的にも正しいか?
事例として、ジョン・ムーア事件を取り上げた。事件の概要は、病院と製薬会社が白血病患者の遺伝子を解析して白血病治療薬を開発したが、患者には知らされなかった。その後、患者は「自分の遺伝子は自分のもの」と主張したという。1990年のカリフォルニア州最高裁判決では、
・自己情報コントロール権は認めず
・informed consent(告知に基づく同意)は必要と判断
という。
このような具体的な話題の中で、「情報セキュリティを学ぶ意義」について考えさせられた。
夏の短期集中講座「コンピュータ技術」では、林教授にぜひとも講演をお願いしたい。

■先生方のための情報セキュリティ講座
EarthrealとPGPを使った実習で、「データの暗号化」と「メールの際の電子署名」の必要性を体験する。講師は情報科学専門学校情報セキュリティ学科担当の畠山冶紀氏。

■情報教育ワークショップ
「情報」を教える際に、どのように説明すれば生徒・学生が理解しやすいのか、高校の教員と専門学校の教員で工夫やノウハウ、教材等の意見交換を行った。

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