校内教育ネットワーク
PC教室5部屋/図書室など3部屋のPC/各教室のジャックを結ぶ教育用ネットワーク。
事例として、本校の設定を紹介させていただきます。
昨日の記事のように、教育用ネットワークは教育委員会ネットワークでインターネットに接続しているが、公務LANとは切り分けられている。本校では「清陵ネットワーク」と呼び、移動プロファイルとホームリダイレクトによって、どこでも同じ環境で作業することができる。総合学科の特徴という訳ではないが、多数の科目が、複数の場所で、授業時間以外にもPCを活用するために役立っている。
ネットワークドライブとして「配布用フォルダ」と「提出用フォルダ」を設定している。
「配布用フォルダ」には、科目ごとのフォルダが切られていて、選択者のみアクセス権(読み込み/実行)が設定されている。つまり、選択していない科目のフォルダには入れない。授業での配布データは、ここからマイドキュメントにコピーさせる。
「提出用フォルダ」にも科目ごとのフォルダが切られていて、選択者のみアクセス権(書き込み)が設定されている。生徒は、ファイル名の先頭に個別の4桁の番号をつけたデータを、ここに提出する。一度提出すると削除できないので、その場合は教員に削除を依頼する。また、他人の提出物を開いたり取り出したりすることはできない。
本校では、あえてアクセスフリーの「共有フォルダ」は設けていないので、生徒どうしがネットワーク上でデータの交換をすることはできない。(メディアに記録すれば可能だが)
もちろん、教員の権限では「配布用フォルダ」も「提出用フォルダ」もフルアクセスなので、必要な場合は教員がデータの移動を仲介する。
ID/ パスワードの発行と、フォルダのアクセス権設定という年度更新には非常に手間がかかる。しかし、セキュリティやネットワークモラルを体験をもって教えることができる。
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