富士通アクセシビリティ・アシスタンス
昨日/一昨日の記事の続き。富士通アクセシビリティ・アシスタンスのサイトから3つのツールをダウンロードして使ってみた。これらの機能をレポートする。
■WebInspector
ファイルを指定またはURLをペーストすると、富士通アクセシビリティ指針70項目のうち、優先度が高くHTMLソースからチェック可能な25項目をチェックして結果を表示する。サイトを構成するソース毎に問題点の指摘とその解説がなされる。画面のキャプチャは取りきれないので省略するが、下の2つのツールとは違った面からWeb制作を強力に支援してくれるツールである。
このWebInspectorは神奈川県の県立高校のWebページ作成担当者に推奨されているソフトでもある。
■Color Doctor
ファイルを指定、または、URLをペーストすると、左ウィンドウにオリジナルのWebページ、右ウィンドウには変換フィルタを通したページが表示される。(クリックで原寸表示)

変換フィルタは、グレースケール/第一色覚(赤)/第二色覚(緑)/第三色覚(青)の4種類。これらを切り替えるとリアルタイムで表示される。
図は、1月7日の記事の一部に フィルタ第一色覚/第二色覚/第三色覚 を通したもの。
○オリジナル

○第一色覚(赤)

○第二色覚(緑)

○第三色覚(青)

■ColorSelector
数値で指定またはスポイトで抽出した背景色と文字色の組み合わせで見やすさを判定する。白内障や色覚障害の人にとって見やすいかどうかをアンテナの本数で表す。3本:最適/2本:良好ではない/1本:どうにか見える程度、という判定。一方の色を固定して、他方の色を抽出するためにブラウザ上でスポイトを移動するとリアルタイムに判定評価が変化する。
このColorSelectorは、昨日紹介したカラーコントラストアナライザーと似た機能である。

本日/昨日のツールを紹介していただいたデジハリの岡田先生にこの場を借りてお礼を申し上げます。
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