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2007年1月 7日 (日)

葉欄

「はらん」または「ばらん」と読む

昨晩は隣の実家で第2回の新年会。近くに住む父親の兄弟が集まった。

メインの料理はもう何十年も変わらない母親手作りの握り寿司。
マグロの握りに敷かれている葉欄が話題になった。
Haran
今では本物の葉欄が使われているのを見ないという話題であった。現在では刺身にはシソの葉というイメージだが、昔は葉欄だったという。写真は庭に生えている葉欄の葉に、包丁で切りこみを入れたものである。小さい頃、防腐効果があるといっておにぎりを包んでもらったことを覚えている。

いずれにせよ、深い緑色が使われている理由は「マグロの赤身を鮮やかに見せるため」ということは定説である。せっかくなので、実際に色を配置して実験した。
Taihi4
4つの大きな正方形の中には同じ赤色の正方形を置いた。すぐできるのは、コンピュータの便利なところだ。
赤の心理補色は緑である。左の2つは「補色対比」により、彩度が増して見える。一番左は、地色の暗い緑による「明度対比」で明るさも増して見える。
右の2つは、赤に色相が近い色であり「彩度対比」の効果は少ないものの、地色が暗い赤の場合は「明度対比」によって明るさが増して見える。

「色情報」が互いに影響する効果はまだまだある。
「対比」と逆の「同化」の効果を利用しているものの代表例に、みかんのネットがある。
まだ黄色い未熟なみかんも、細くこまかい赤色のネットの色に同化して完熟のおいしい色に見える。これが緑のネットだともっと未熟に見えてしまう。
枝豆やオクラが緑色のネットに入っているのも同じ効果である。

色彩検定の本にも載っていて、読むとなるほどと思うが、実際に作画して体験することが大切だと考える。
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コメント

VXさん、こんばんは。

色彩が与える影響については、少なからずとも感じております。
私は以前新島にいたのですが、そこでの特産品である「新島ガラス」というのが、薄いオリーブ色なのです。そこの平皿に、赤みの魚や血合いのきれいな青物のお刺身を乗せると、何ともおいしそうに見えるのですよね、これが。

実は私も色彩検定保持者ですが、ちょっとしたところで気にすると、実はいろいろな理屈が見えてきて楽しいですね。

投稿: 小原 | 2007年1月 8日 (月) 02時32分

小原さん、コメントありがとうございます。

伝統的に使われているものには、科学的な理屈も通用しますね。

先日いらした新宿山吹のTさんも2級を持っていて授業で役立っているそうです。結構いそうですね。私は系統色名を覚える所が辛かったけど、とても楽しく勉強できました。

投稿: VX | 2007年1月 8日 (月) 03時28分

色の補色については授業で何度か触れたことがあるのですが、所詮付け焼き刃で、実感のこもった話が出来ませんでした。

もう少し勉強して(美術の先生にでも弟子入りして)置きたいと思いました。

投稿: kaifu | 2007年1月 8日 (月) 10時30分

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