忘年会も「総合学科」
マリンタワーに隣接するホテルで職場の忘年会。私は幹事の一員である。
歌なし。余興だけで2時間30分が過ぎた。
PCとプロジェクターがあれば十分に楽しめる。職員の過半数が個人PCを持ち込み、出欠や提出物のほとんどをネットワークで処理している。総合学科では、生徒はもちろん、教員もIT活用のスキルが高い。
1年次からの出し物は「R子の部屋」。Rさんに対して、他の職員が悩みや相談を持ちかけるというトークショー形式。2年次からの出し物は、写真からその持ち主を当てるクイズと幼児期の写真から職員を当てるクイズ。これはPCとスライドを使う。3年次からの出し物は、自作の川柳の朗読と、他の職員からの講評。日々辛い日程で働く総合学科職員の思いが込められた川柳には、会場からの共感が感じられる。各年次団、準備時間がないのによく仕上げたものである。これも総合学科の生徒と同様、問題解決能力が鍛えられているからに違いない。
幹事企画のテーブル対抗プレゼント争奪ゲーム。これは私の担当。
1部は頭脳編。PCとプロジェクターを使う。本校の生徒が技能審査の成果で単位認定される検定から、類題を作成して出題した。問1はハングル能力検定5級より。問2は毛筆書写検定2級より。問3はCG検定3級より、「白色光のもとで、赤・緑・青に見える3つの球がある。ある色の光のもとで、この3球が、赤・黒・青に見えたならば、この光の色は何か?」。問4は色彩検定3級より、「次の慣用色名のうち、名前の由来が動物に関係するもの2つを選ぶ。カーキー/アイボリー/シアン/ベージュ/マゼンタ/セピア。」問5は、全商情報処理検定2級より、「http://www.seiryou.ed.jp/index.html のなかの www は次のうちの何にあたるか。プロトコル/ドメイン/サブドメイン/URL/ファイル名/サーバ名」
2部は体力編。各テーブルから2名選出し、サッカーゴールもどきに対して、ボールを投げるか蹴る(得点2倍)かで当たった場所の点数を与える。一発逆転をねらっての勝負には応援も盛り上がる。
1部、2部を通して、表計算ソフトで即時得点表示を行う。PowerPointもExcelも2007のお披露目を兼ねた。
幹事企画の「06年度清陵の流行語大賞」。2日前から流行語の募集を行い、3つの部門に分けて各優秀作品をノミネート。この3作品に対して、会場の拍手の大きさで大賞を決める。決定の瞬間にはクラッカーで盛り上がる。この流れにも、スライドを使う。担当幹事は、情報科コースをもつM高校出身の養護職員。新採用2年目で、IT活用能力が高い。Accessの使い手でもある。
最後はエールで終了。頭も体も使った忘年会。食事の量が少なかったのに苦情が出なかった。
私は情報機器の操作と管理を受け持つため、車での参加。当然アルコールはなしだが、皆さんが楽しんでいただいたことで十分満足した。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
情報に関する問題の正解を示します
問3は、反射しなかった緑は含まず、反射した青と赤を含む色なので「マゼンタ」が正解。問4は、象牙の色である「アイボリー」と、スパゲティで知られるイカスミの色である「セピア」が正解。問5は、「httpというプロトコルで、jpというトップレベルドメインのサブドメインのedのサブドメインseiryouのwwwというWebサーバに、index.htmlというファイルを要求する」ので「サーバ名」が正解。
投稿: VX | 2006年12月 9日 (土) 23時59分
セピアがわかりませんでした。毛筆とハングルの問題もたぶん答えられません。
こういった形式の忘年会を楽しめるというのは,みんなが共通する目線で上を目指していることの表れのように思えて,うらやましかったりもします。
投稿: わたやん | 2006年12月10日 (日) 02時01分
わたやんさん、コメントありがとうございます。
こんな所まで読んでいただいて感激です。
情報の授業では色の知識が必要と考えています。情報科の皆様にhttp://www.aft.or.jp/index.htm" target="_blank">色彩検定のカリキュラムを勧めるため、他の色名の由来を色彩検定3級の対策テキスト(AFT企画)より抜粋して引用させていただきます。
ベージュ(明るい灰みの赤みを帯びた黄):ベージュは13世紀頃のフランス語で未加工、未漂白、未染色の毛織物の色の名前だったそうである。その前はイタリア語でつめものの綿くずのことだったとも言われている。
セピア(ごく暗い赤みの黄):イカが墨を出す墨汁のうを乾燥させて粉末にした古代の絵の具の名前であった。
カーキー(くすんだ赤みの黄):カーキーはペルシャ語、ヒンズー語でちり、ほこりのような、という意味の言葉であるといわれている。
シアン(明るい青):古代ギリシャ語で「暗い」という意味のcyanosという言葉から派生した色名とされている。
マゼンタ(鮮やかな赤紫):フランスで赤紫色の合成染料が発見された同時期に、イタリア統一戦争で衣仏連合軍がオーストラリア軍と戦って、マゼンタの戦場で勝利をおさめた。そのときに発見された化学染料の赤紫色はイタリアの地名マゼンタの名で呼ばれるようになった。
アイボリー(黄みの薄い灰色):象牙は古代ローマですでに装飾や工芸品に用いられていた。英語の色名アイボリーも14世紀には使用されていたようである。
投稿: VX | 2006年12月10日 (日) 11時34分