情報科の後継者の育成
私の最優先の研究テーマ「情報科の後継者の育成」について
去る8月25日の関東地区情報教育研究会合同研究大会の研究発表および、10月25日の神奈川県情報部会第4回研究会における事例報告にて「短期集中講座+情報科の教員を目指す学生のインターンシップ」の取り組みを報告してきた。なぜこのような実践を行うのか。04年度から持った教育実習生および多くの新採用教員(数学+情報の免許など)の様子を伺い、大学の教職課程の脆弱さが見えるという体験がそうさせるのである。これは11月19日のブログでも、情報処理学会のシンポジウムでも繰り返し主張している。現場から教員養成を支援する取り組みとして上月情報教育研究助成も受けており、初年度の中間報告を兼ねた内容が、間もなく某出版社の情報冊子に掲載される予定である。
最近、賛同してくださる意見や、同様の趣旨で取り組みをされている事例を伺うことが増えた。2月に新カリキュラムのあらあらの発表があるまでは、粛々と足固めをするつもりでいたが、同志が集うようならば心強い。
情報科の免許だけでの採用が実現した場合、その指導教官と担当するコマ数が確保できる学校でなければならない。私は、神奈川の場合は総合学科高校と単位制普通科の情報系を持つ高校と考えている。当然、情報A/B/C以外の専門科目を含む多彩な科目を担当することになる。いかがであろうか?
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コメント
外語/六ツ川や弥栄東西合併の新タイプ専門高校はどうでしょう?
ところで、30日よりこのブログからRSS送信がなされていないようです。何か設定を変えました?これですと、RSSリーダーで読んでる人に、このブログの存在が伝わりません。もったいないです。
投稿: aromatic Kam | 2006年12月 4日 (月) 20時43分
aromatic Kamさん、いつもフォローしていただいてありがとうございます。校種についてはご指摘の通りですが、もう少し補足させていただきます。
ここ2年の新採用職員の配置について考察すると、昨年度はほとんどの新採用は新タイプ校関係でした。特例が横須賀高校とあと何処だったかの2校だけと覚えています。全くの私見ですが、現場の学校からの「ただでさえ忙しいのに負担をかけるな」という反発と、採用試験受験希望者確保の配慮などからか、今年度の新採用の配置は従来通りでした。
前期再編計画が終了して落ち着き始めたので、これからが情報科教員配置のターゲットと睨んでいます。もちろん本校に昨年着任した新採用教員(数学+情報)は立派に育っています。
後段の件はメールで回答いたします。
投稿: VX(五十嵐) | 2006年12月 4日 (月) 22時02分