« 仕事納め | トップページ | Javaの学習環境(3) »

2006年12月29日 (金)

Javaの学習環境(2)

27日に購入した書籍「目で見てわかるJavaのレッスン」の感想

プログラムで操作する対象が全てAWTコントロール(ボタン/ラベル/チェックボックス)なので、楽しく実習を進めることができた。クラスのインスタンス化に伴う「カプセル化/コンストラクタ/オーバーロード」という概念も、目に見えるだけに分かりやすかった。イベントドリブンのプログラムを扱い、ソースの解説を後半に持っていっているので、途中で挫折することなく短期間で最後まで学習できる本である。

ただし、オブジェクト指向の基本概念の体験には適しているが、入門(ある程度の知識が身につく)というほどではない。変数とスコープ/データ形式/演算子という基本知識は使う場面でさらっと紹介する程度。if文(else)による条件分岐処理、for文/while文(break/continue)による繰り返し処理も実習に含まれているがこれらも体験程度である。また、Eclipseの活用方法の説明がないので、こちらも使用体験に留まる。これらを詳しく紹介しないことがこの本の「目で見てわかる」ための基本コンセプトであろう。
物足りない方、つまり、さらに勉強を深めたいと感じる方は他の書籍を求めればよいのである。

我々高校教員が現役プログラマーである必要はないが、プログラミングを学習したい生徒を指南するだけの知識は必要であろう。この観点から、多忙でプログラミングの研修を積めない多くの情報科教員におススメの本である。

個人的には、この本を終えて一番の収穫はやはりEclipseの体験だ。コードのエラー検出はプログラミング学習の進行上、強力な助けになるだろう。フォルダのコピーだけで使える(レジストリをいじらない)アプリケーションだということも魅力である。本校にはJavaやPerlを実装しているPC教室があるので、「アルゴリズム」や「Webプログラミング」という科目でJavaの学習を盛り込めそうだ。高校でのプログラム教育については、環境設定も不要なJavaScriptがお手ごろだと考えているが、総合学科として職業観を持った授業を展開するならばJavaも選択肢として有力である。

3月に更新するPC教室では、CやJavaの学習環境を整備していきたい。
にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ

|

« 仕事納め | トップページ | Javaの学習環境(3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/178689/4728987

この記事へのトラックバック一覧です: Javaの学習環境(2):

« 仕事納め | トップページ | Javaの学習環境(3) »