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2006年11月22日 (水)

情報倫理デジタルビデオ小品集2

独立行政法人メディア教育開発センターの表記のビデオ、情報Aで活用している。オススメの一品である。

東京農工大の辰己丈夫助教授らが大学の授業で使うために制作したものだ。大学生3名がネットでのトラブルに巻き込まれたり、モラルを問われるような事例を、解説編を添えてビデオ化したものだ。高校の教科書を少し超えた内容で、ネタも新しい。20の短編で構成されている。1編は3分程度なのでとても使いやすい。

これからWebページ制作に入る情報Aの授業でこのビデオを使った。引用や肖像権、情報発信の責任などちょうど良いタイミングで指導することができた。授業展開は、見た内容を咀嚼して、ワープロで表組を作り入力(表現)させるのだ。ただ見て終わりではない。まず、見せるビデオの概要を説明し、物語編を見せる。文字情報が多い場面や、解説が必要な場面では一時停止。高校生ではよく理解できないことには解説を加える。事例の問題点の入力が終わったら、解説編を見せる。さらに解説を付け加えてから、分かったことを入力させる。生徒は与えられた時間に必死に入力するので、タッチタイピングの練習にもなったはずだ。終了後、ヘッダー/フッターに必要事項を設定して印刷し、授業プリントのファイルに綴じ込む。

生徒は大学生の学校生活に興味を持っているので、少しレベルの高い内容でも頑張って理解しようとする。メーリングリストやWebでのアンケート収集など、大学生が使っている場面を元に解説したので、教科書で教えるよりもよく理解できたはずだ。授業2時間では、5編ほどしか消化できなかったが使う機会はまたあるだろう。

総合学科なので3年次には課題研究(2単位)という卒論のような課題に取り組む。最終発表は、編集したビデオ/CG作品/服飾作品/美術作品/Webページ/スライドだったりするが、必ず印刷物による報告書を作る。1年次のうちに報告書を作る技術を仕込んでおく必要がある。すでに画像を貼付けたり、項目立てをする手法、文字装飾などは身に付いているが、罫線を使った整理方法とヘッダー/フッターの設定方法を仕込むことができた。取り立ててワープロを教えることはせず、技術は実習の中に計画的に盛り込んでいる。

授業時間に余裕があれば、もっと見せたり、1編について協議したり調べたりさせたかった。来年度の課題だ。
授業を補足する意味で、このビデオ20編のタイトルを紹介させていだだく。これは「引用」である。

第1章 ネットワーク上でのセキュリティ
1.ワーム型ウィルス
2.スパイウェア
3.HTMLメールの危険性
4.悪意のあるウェブページ
第2章 ネットワーク上でのコミュニケーション
5.メールでのマナー
6.メールでのプライバシー
7.掲示板管理者の心構え
8.掲示板での匿名性とマナー
第3章 ネットワーク上での情報発信
9.著作物の私的利用
10.P2Pと公衆送信権
11.著作物の引用と利用
12.肖像権
13.ウェブアクセシビリティ
14.情報発信の責任
第4章 情報化社会に生きる
15.パソコンの廃棄と情報の管理
16.ネズミ講
17.フィッシング
18.架空請求「振り込め詐欺」
19.デジタル『万引き』
20.個人情報の収集と利用

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コメント

どうも御紹介ありがとうございます。Refererをたどって、この記事を発見しました。で、すみませんが、2文字訂正をお願いします。

誤 東京農工大の辰巳丈夫教授
正 東京農工大の辰己丈夫助教授

です。よろしくおねがいします。なお、情報倫理デジタルビデオ Part II は、何ライセンス売れても印税が入らないという清く貧しい(笑)「お買い得な」お値段になっております。しかし、Part III の計画を進めるには、たくさんの人のお役に立ったという実績が何よりの栄養となります。何卒お引き立てのほどをお願いします。

投稿: 辰己 | 2006年11月26日 (日) 00時17分

名前と肩書きの誤記、失礼いたしました。即刻修正しました。

良い教材の作成、有り難うございました。SSS2006で購入しました。進学校でこれから未履修の情報の補充を行う高校には「いやがる生徒も興味を引く」教材としても勧められますね。この教材だけで10時間は持たせることができそうです。

もちろん、一般の高校にも推薦いたします。

投稿: VX | 2006年11月26日 (日) 01時05分

なるほど。確かに「情報」未履修の高校にオススメですね。
それは気がつきませんでした。

投稿: 辰己 | 2006年11月26日 (日) 09時38分

入手方法を漏らしていましたね。三友株式会社のサイトからフォームで申し込むことができます。あらすじの紹介もありますので、興味のある方はどうぞ。

投稿: VX | 2006年11月26日 (日) 19時28分

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