CG検定
今日は校内でCG検定を実施。3名の生徒が受験し、その監督を行った。
証明写真を忘れた生徒がいた。即座にデジカメで写真を撮り、色調補正して、縦4センチ横3センチ/解像度300dpiに加工。光沢はがき用紙に印刷すると、一般の写真と遜色ない。便利な時代になったものだ。(校内受験でよかった・・・)
生徒が受けた区分は、CGエンジニア検定3級。「図形と画像の処理」で学んだことを深めた内容である。特に数式を扱う部分は補習で指導した。試験終了後の感想を聞くと、なんとか合格できそうな感触だ。
さて、この補習において、彼らは過去問題を解くことで抽象的な内容もすぐに理解してしまった。標本化と量子化などは、具体的な画像を使った問題を2・3題解けば分かってしまう。画像処理のかげで動いている数式やアルゴリズムもイメージがつかめたようだ。数学が嫌いな生徒であってもだ。情報という教科でも問題を解かせることは大切なことだと、あらためて感じた。
そんな意味で、早く情報の入試問題集が本屋に並ぶようになって欲しいものだ。
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コメント
数学が苦手な生徒も抽象的な問題に取り組むことができたということに興味をひかれました。実習が裏付けになっているのでしょうね。実習と座学がいい形で組み合わさったように思われます。見習わなくては。
投稿: わたやん | 2006年11月28日 (火) 10時22分
わたやんさん、こんばんは。(夜遅くしかブログできません)
コメントありがとうございます。補足をかねて28日のブログを書きました。標本化と量子化の説明に、よく音(の波形)が使われますが、波を理解していない高校生にとっては難しいだけです。それよりもモザイクになったり、グラデーションが疑似輪郭になったりする画像で説明する方がよっぽど分かりやすいと思いませんか? そして、理解を確実にするために役立つのがCG検定の問題です。ぜひご覧になってください。CG-ARTSに問い合わせの際は、横浜清陵総合の五十嵐の推薦とお伝え下さい。お世話になっていますので。
投稿: VX | 2006年11月29日 (水) 00時27分
画像は目で見てわかるのが強みですよね。波だと理屈でしかわからないことが,一目でわかります。その上でやる座学なら生徒の食いつきもよくなるかなと思案中。
CG-ARTS協会は早い時期にテキスト作ってたんで気にはしていたのですが,本校でやってる内容とは関係が薄いと思って遠ざけていたところがありました。検定を受けなくてもそこにいい題材があるのだったら遠ざける理由はないわけですから,まずは死蔵されてる資料を探してみます。
# 職場からブログに書き込めない事情はどこかのコメントで見たように思います。
投稿: わたやん | 2006年11月29日 (水) 21時29分
こんばんは、わたやんさん。帰宅してPCに向かうのは11時を過ぎます。よろしくお願いします。
Photoshopが無くても、Gimpを使えば大抵の画像処理はできます。音と違って、画像の素材はいくらでもありますから実習も可能ですね。
さて、本校では授業で使う全てのPCにフリーソフトのIrfanViewを入れています。モザイクなどのフィルタの外、多少の画像処理、リサイズ/リネームの一括処理、トリミング、アクティブウィンドウのキャプチャ(マウスカーソルも取れるので教材作成にお世話になっています)などが可能です。操作方法はCaptivateでSWFデータにしたものを校内Webサイトに置いてあります。生徒は必要に応じて動画による操作を見て使いこなしています。
投稿: VX | 2006年11月29日 (水) 23時26分